活用法・活用例
分野別: 水処理分野

イオン交換樹脂を用いたイオン交換処理法をご紹介します。

水処理分野

水処理の方法には、イオン交換処理法をはじめ、凝集沈殿、ろ過、活性炭吸着、脱気、膜処理などいろいろな処理方式がありますが、これらの中でイオン交換樹脂を用いたイオン交換処理法は処理効果も大きく、応用範囲も非常に広くなっています。

オルガノは1951年、日本で最初の大型イオン交換水処理装置を納入し、以降、アンバーライト™樹脂を用いた種々の水処理装置をご提供してきました。

そして現在、Jetting法と名付けた新しい造粒技術を使った世界最高品質の均一粒径イオン交換樹脂を新たに世に送り出し、ハイコストパフォーマンス型水処理装置をオルガノは提供致しております。

用途例

水処理でのイオン交換樹脂適用分野例

  • 火力・原子力発電所向け純水装置、復水脱塩装置
  • 電子産業用超純水製造装置
  • 化学工業用純水装置
  • 食品・飲料水用水
  • 医薬品製造用水
  • 硬水軟化
  • 廃水処理

メリット・特徴

カチオン樹脂
アンバーライト™ HPR1024
AMBERLITE™ 1024
アニオン樹脂
アンバーライト™ HPR4002
AMBERLITE™ 4002

均一粒径樹脂の特徴

  1. 圧力が小さくなる

    均一径樹脂は小粒径ビーズによる目詰まりがないため。圧力損失が小さくなります。

    圧力が小さくなる
    圧力損失
  2. 洗浄水量がすくなく、時間が短い

    均一径樹脂は大粒径ビーズがないため洗浄水量がすくなく、時間も短くなります。

    洗浄水量がすくなく、時間も短くなります 粒交換と物質移動(イオン交換)は同一の速度式で表されます。 大粒径ビーズが洗浄に時間がかかるのは、大きなすいかが冷えるまでに時間がかかる事と同様です。

    洗浄水量

  3. 分離性が向上します

    均一径樹脂は小粒径及び大粒径ビーズがないため、混床型装置での陽イオン交換樹樹脂と陰イオン交換樹脂の分離性が向上します。

    分離性が向上します
    混床型装置での樹脂分離
    混床型装置での樹脂分離
  4. 均一粒径樹脂は装置を選びません

    水処理施設では様々な形式の純水装置が使われていますが、均一粒径樹脂は多種多様な装置の設計基準に対応します。

    対応装置

イオン交換樹脂精製専用工場

電子産業用、原子力発電所向けの超純水用途には、弊社つくば工場において独自手法で精製したクリーンイオン交換樹脂を提供しています。

オルガノつくば工場
オルガノつくば工場
超純水とは
明確な定義はないが、純水を更に精製したものを超純水と呼ぶ。理論純水の究極の抵抗率は18.2MΩ・cmとされているが、超純水は18MΩ・cmを超えるほぼ理論純水に近い純度である。
Jetting法とは
従来の懸濁重合法とは異なり、モノマー油滴を機械的にコントロールすることで、均一粒径樹脂を製造する技術のこと。
ページの先頭へ

イオン交換樹脂に関するご相談、ご用命はこちらから