固形の酸触媒として使用されるアンバーリスト™には、母体構造がマクロポーラス型のものとゲル型のものがあり、交換基は完全に水素イオン形に転換されています。マクロポーラス型のアンバーリスト™は非極性溶媒系でも使用することが出来ますが、目的に応じて最適な多孔性の選択が必要です。
アンバーリスト™一覧表
品目コード | カテゴリ | 種別 | 品目名 | 母体原料 | 母体構造 | 総交換容量 (eq/L-R) |
平均径 (mm) |
特徴・用途 | その他 |
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100310422 | 触媒用イオン交換樹脂 | 強酸性陽イオン交換樹脂 | AMBERLYST 15DRY | スチレン系 | マクロポーラス型 | 4.70以上 | – | エーテル化、エステル化 フェノールアルキル化 縮合、加水分解 |
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100310008 | 触媒用イオン交換樹脂 | 強酸性陽イオン交換樹脂 | AMBERLYST 15JWET | スチレン系 | マクロポーラス型 | 1.70以上 | 0.600-0.850 | エーテル化 エステル化 水和 |
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100310007 | 触媒用イオン交換樹脂 | 強酸性陽イオン交換樹脂 | AMBERLYST 16WET | スチレン系 | マクロポーラス型 | 1.70以上 | 0.600-0.800 | エステル化 フェノール精製 フェノールアルキル化 |
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100310446 | 触媒用イオン交換樹脂 | 強酸性陽イオン交換樹脂 | AMBERLYST 35WET | スチレン系 | マクロポーラス型 | 1.90以上 5.20以上 |
0.700-0.950 | エーテル化 二量体化 |
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100310426 | 触媒用イオン交換樹脂 | 強酸性陽イオン交換樹脂 | AMBERLYST 36DRY | スチレン系 | マクロポーラス型 | 5.40以上 | – | フェノールアルキル化 | |
100310424 | 触媒用イオン交換樹脂 | 強酸性陽イオン交換樹脂 | AMBERLYST 36WET | スチレン系 | ゲル型 | 1.95以上 5.40以上 |
– | エステル化 フェノール精製 二量体化、水和 |
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100310454 | 触媒用イオン交換樹脂 | 強酸性陽イオン交換樹脂 | AMBERLYST 33 | スチレン系 | ゲル型 | 1.20以上 5.00以上 |
0.550-0.750 | 縮合反応 | |
100310449 | 触媒用イオン交換樹脂 | 強酸性陽イオン交換樹脂 | AMBERLYST 45 | スチレン系 | ゲル型 | 1.00以上 2.95以上 |
– | エステル化 フェノールアルキル化 水和反応 |
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100310225 | 触媒用イオン交換樹脂 | 強酸性陽イオン交換樹脂 | AMBERLITE XH2071 H | スチレン系 | マクロポーラス型 | 1.05以上 | 0.600-0.800 | エステル化 | |
100310431 | 触媒用イオン交換樹脂 | 弱塩基性陰イオン交換樹脂 | AMBERLYST A21 | スチレン系 | マクロポーラス型 | 1.30以上 4.6以上 |
0.490-0.690 | 酸除去 重合禁止剤除去 塩基触媒 |
※上記以外の製品も取り扱いがございます。
※規格値以外の数値も含まれております。
- 多孔性
- イオン交換樹脂の粒子内部の多くの空間のこと。多孔性の樹脂は、分子量の大きいイオンも自由うに粒子内に出入りすることができるといった特徴がある。
アンバーリスト™FAQ
イオン交換樹脂の価格や入手方法が知りたい。
弊社オンラインストアからご購入可能です。
オルガノオンラインストア
現行のカタログに掲載されていない古い文献や資料に掲載されている製品が欲しい。
カタログに掲載されているものは、弊社取扱製品の一部になります。製品名や用途をご連絡頂ければ、相当品・後継品も合わせて調査させていただきます。
イオン交換樹脂の実験方法を教えて下さい。
当社が作成した「イオン交換実験マニュアル」に記載がございます。
マニュアルは弊社オンラインストアから取得可能です。オンラインストアへログイン後、各製品ページからダウンロードしてください。
イオン交換樹脂を実験や研究などで使用してみたい。
実験や研究に使用されるお客様のために、弊社オンラインストアにて少量品での販売をしております。