活用法・活用例一覧
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- 用途別
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様々な用途からイオン交換樹脂の活用方法を紹介します。
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- 純水・超純水製造用途
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純水は製造用水、洗浄用水などとして多くの産業で使用されており、イオン交換樹脂が広く利用されています。
純水をさら精製した超純水は日々進歩するエレクトロニクス分野では欠かせない存在であり、
オルガノの超純水製造技術が活躍しています。
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- 軟化用途
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イオン交換樹脂を用いた軟化技術は低圧ボイラー用水をはじめ、食品、飲料製造のプロセスなどで使用されています。
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- 資源・有価物回収用途
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イオン交換樹脂やキレート樹脂には選択性があります。
特定のイオンに対して選択性が高い性質を利用して、液中から有価物だけを選択的に回収したり、
逆に有価物以外を捕捉して、純度の高い液を得ることが可能です。
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- 成分分離・精製用途
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食品分野をはじめ、医製薬分野や非鉄金属分野では高度な成分分離技術が求められています。
これらのニーズにオルガノのイオン交換樹脂、合成吸着剤を用いた分離精製技術が幅広く活躍しています。
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- 薬液・溶剤(化学薬品)精製用途
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ホルマリンなど有機薬品中の不純物除去にもイオン交換樹脂は古くから用いられてきました。
近年では使用薬液や有機溶媒の高純度化ニーズが高まっている半導体・電子部品などの電子材料分野向けのイオン交換技術も開発し、それに特化した商品も展開しています。
超純水製造で培った技術も活用し、薬液や有機溶媒中の金属をpptレベルまで低減させることができる技術を有しています。
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- 触媒
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イオン交換樹脂は固体酸、固体塩基として様々な化学反応の触媒として利用されています。石油化学分野をはじめとして食品プロセス分野、製薬分野でもイオン交換樹脂触媒は活躍しています。
固体触媒であるため、反応液との分離が容易であり、カラムに充填して連続使用が可能であることが特徴です。
アンバーリスト™触媒用イオン交換樹脂は1950年代から工業用途で使用されており、プラスチックやガソリン添加剤など、多くの化学製品の製造に用いられています。
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- 排水処理
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特定の元素に対して高い選択性を有するアンバーセップ™キレート樹脂は、様々な排水中から重金属やホウ素などの有害物質の吸着除去に利用されています。
アンバーライト™イオン交換樹脂も有機フッ素化合物であるPFASの吸着除去など、環境汚染の防止に活躍しています。
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- 分野別
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イオン交換樹脂は様々分野で利用されています。
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- 食品プロセス・飲料分野
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水処理装置、食品自体の色素成分の除去、
塩類の除去、有害物質の除去、
有用物質の吸着
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- 医薬製薬分野
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製薬製造用水処理装置、
医薬製薬成分の抽出、分離、精製
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- 化学プロセス分野
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水処理装置、酸・塩基の固体触媒、
電子材料の分離精製、ヨウ素の濃縮精製、電解液の精製、
塩水精製、酸・塩基の精製・回収
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- 水処理分野
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イオン交換樹脂を用いたイオン交換処理法をご紹介します。
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- 環境分野
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一次処理後のカドミウム、鉛、銅、亜鉛などの重金属除去
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- 電子産業分野
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エレクトロニクス産業の分野でもオルガノの水処理技術は世界トップレベルの実績を誇っています。
半導体、液晶分野はもとより、これらに製品を供給する電子材料や製造装置業界においても超純水は欠かせない存在です。
また有機溶媒含む薬液の精製にもオルガノの技術が貢献しています。
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