健康食品、機能性食品をはじめとして、食品分野でも高度な分離・精製技術が求められています。これらのニーズに適応した高精度な分離・精製を行えるイオン交換樹脂が、アンバーライト™CRシリーズです。
異性化糖精製、高純度セラミドの精製等に弊社クロマト分離技術が用いられています。
異性化糖精製
異性化反応後の原液から未反応原料であるグルコースを効率的に除去し、高純度のフルクトースを連続的に製造できます。Ca形のイオン交換樹脂を分離剤に用い、分子量が同じ単糖同士をCaとの親和性の差により分離しています。この原理を応用して本システムはプシコース、アロース、タガトース等の希少糖の精製にも活用されています。
アンバーライト™CR3220Ca
果糖や希少糖などの単糖類を分離するクロマトグラフィー用イオン交換樹脂です。従来品に比べ小粒径、小細孔径で高い分離性能、均一性、耐久性、安定性を示します。
セラミド精製
物性がセラミドとよく似ているため分離が難しく澱の原因となるステロール配糖体を遊離脂肪酸とともに除去することが可能です。擬似移動層方式クロマト分離装置を用いることにより、世界で始めて高純度セラミドの量産化に成功しました。また、多成分分離が可能な新JO方式を応用することによりセラミド分子種毎の高度分離も可能になります。
クロマト分離技術に利用されるイオン交換樹脂の種類
- アンバーライト™
(食品プロセス用)
イオン交換樹脂
関連する情報
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- オルガノのクロマト分離技術紹介 ※外部サイト